選挙どころでない―しまなみ島嶼部

掲載号 12年11月24日号

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師走の衆院選は戦後2回目だそうだ。造船が主幹産業のしまなみ島しょ部はこのところの不況続きでお先真っ暗。選挙どころでない―と、労使ともボヤキがこぼれる。なかでも民主党のマニフェストで高速道路の無料化は、まんまとだまされたとうらみ節。

そもそもデモクラシーは数の原理が優先される。しかも小選挙区制だから1番でないとダメ。ところが比例代表によって落選候補が復活してくるという仕組みになっているからややこしい。

今回の解散は党利よりも3党(自公民)合意を優先した流れだったが、選挙のフタを開けてみると15余の党派がクツワをそろえての出走である。その党派を羅列してみると▽民主▽自民▽生活▽公明▽共産▽みんな▽社民▽維新▽減税▽国民新▽大地▽みどり▽太陽▽新党日▽改革▽反TPP。このほか諸派。無所属となる。

中選挙区から小選挙区になり民主―自民の激戦区が多くなってきたが広島6区は亀井静香氏が新党結成をしたため民主党候補擁立にとまどっている。

(村上幹郎)

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