井伏鱒二文学への誘い 備後の山と海が底流に 因島関係も三十数作品
掲載号 12年01月01日号
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地元因島高校生の課題研究論文に触発されて昨年秋、井伏鱒二の「因ノ島」を読んだ。それ以来、取り付かれたかのように彼の作品を読んでいる。因島図書館には「自選全集」が、尾道中央図書館には「全集」が揃っている。年頭の誓いのひとつに全作品の読破を掲げた。

「全集」(筑摩書房)の編集者のひとりである兵庫教育大学・前田貞昭教授は、山と海の双方に恵まれた広島県備後地方が、本人が生まれた育った場所であることにとどまらず、作家井伏鱒二とその文字を育んだと評してよいだろうと、指摘している。
因島と縁のある作品も多い。前田貞昭教授の了解を得て、「井伏鱒二と中・四国路(ふくやま文学館)」の「《資料》井伏鱒二の中・四国路作品(県別一覧)前田貞昭」などを参考に35作品を左表に紹介する。巻数はすべて「全集」のものである。

(青木忠)
因島図書館郷土資料として「井伏鱒二と中・四国路」=写真=と「井伏鱒二の世界」が所蔵されており、閲覧できる。


