平成大合併の落とし子「学校統廃合」 気がかりな尾道市教委の対応

掲載号 11年12月17日号

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 平成の市町村合併特例法の恩典に乗り遅れまいと合併列車に飛び乗った。当然のことながら合併協議の約束に積み残したものもあれば切り捨てられたものもある。

 なかでも合併の落し子になっているのが小、中学の統廃合だろう。旧市町時代に進められていた計画を一時ストップしての再編だから、これからの各地域での説明会での尾道市教委の対応が気がかりだ。

 なかでも2014年開校を目指す短期計画の因島南部3校を1校にする案を掲げているが、田熊小PTAOBや同小OB住民らが「統合反対」ののろしをあげ、署名運動の準備をすすめている。

 同町は5年前にも「田熊小を存続させ、旧田熊中校舎へ移転してほしい」という請願署名運動を展開した。三庄町の住民も因南3校小中一環教育に反対して因南中が因島高校跡へ開校したが、通学路対策など問題を抱えている。

 市教委は再編計画の理由について適正な学校規模の確保と耐震化の推進をあげているが、適正な規模よりも児童の体力に心を配ってほしいものだ。

(村上幹郎)

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