【高校受験案内】瀬戸田高校 小規模校の利点を生かす 弓道部活躍に注目集まる

掲載号 11年12月10日号

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瀬戸田高校の岩原弘泰校長は、「小規模校では一つの行事をやりとげるためには一人何役もの役割りを果たさなければならない。それが、リーダーが育つ絶好の条件なのです」と、小規模校の利点を強調する。

dc120866 同校は、創立86年の伝統を誇る生口島の県立普通科高校である。現在、生徒数が76人。17人の教員が指導にあたっている。5人の生徒に教員一人という恵まれた環境にある。

進路いかんにかかわらず基礎学力の充実に力を注いでいる。授業前、終了後、長期休暇中の個別指導が実施されている。

過去3年間の進路実績を見ると、香川大、愛媛大、尾道大の国公立4人をはじめ、4年生大学に17人、短期大学に4人、各種専門学校26人。

就職は地元造船業を中心に46人。就職率は100%で、地元への人材を送りだしてきた。

昨年6月スタートの因島高校との連携授業も軌道にのってきた。島外からも小規模校の利点を生かした同校への関心が集まっており生徒や保護者の問い合わせがつづいているという。

弓道、卓球、バドミントン、陸上、美術、書道など部活動に参加する生徒も多い。そのなかでも弓道部の県新人戦での個人優勝、団体2位の成績が目立つ。弓道部に入りたくて同校に進学した生徒もいる。dc120857

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