書で因島美術展尾道市長賞 小林己妙子さん(因島中庄町)

掲載号 11年09月24日号

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書は大好き。小・中学校時代は近所の教室で習う。地元を離れ、Uターンして少し余裕が出たころ、再び書をしたいと思った。

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12年前、「友好書道会」(毎週木曜日・因島人権文化センター)に参加。基本を習ったあとは、楽しく、おもしろい書をめざして、いろいろな作品に挑戦。先生の大胆な「書」にいつも感激して、書き続けている。

今回表彰されたのは漢詩の中からの4文字を新しい書体で表した作品。「攀龍附鳳」(りゅうをよじほうおうにふす)。来年の干支に因み、めでたい言葉にしてみた。

絵のような、見て楽しい書を書きたいと思った。かすれ、にじみのおもしろさを実感。漢字ひとつにもいろんな形があり、それがよい。

好きなロック系音楽をBGMに、自宅で何枚もかいては先生に指導を受け、選ばれた作品が市長賞受賞と聞き、感激した。

毎年因島美術展覧会を目標にしている。「新たな気持ちで精進して、よい作品を作っていきたい」と表彰式で謝辞を述べた。

中庄町ふるさと祭りの作品展にも積極的に出品。これからは年賀状に忙しい。もちろん一枚一枚筆で手書きする。今年はどんな作品ができるか楽しみである。中庄公民館勤務。

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