若い世代につなげたい 奉納相撲第32代頭取 柏原功さん(50)

掲載号 11年09月17日号

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140年の伝統を誇る中庄八幡宮奉納相撲頭取(主催責任者)第32代碇山 功として、町内への挨拶回りが行なわれた。若い頭取の誕生をみな祝福している。

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相撲歴は26年。因島相撲同好会立ち上げ以来、大会に出場してきた。11日にも選手として参加。「好きじゃないとこの年までできないよ」と言う。身長181センチ体重90キロの柏原さんは、まわしを着けると気がひき締まる。10月9日の奉納相撲では紋付袴を着て取り組みを見守るのが仕事。土俵にはあがれない。「じっとしておけ」と先輩たちから教えられたと苦笑する。

頭取のしごとは、神社の各種行事や相撲大会への出席と練習の立会いがある。さっそく22日夜7時30分から、神社相撲場で練習が連続して行なわれる。

夜食はちゃんこ鍋とおにぎり。妻の美香さんは相撲協会や頭取の同級生たちがつくる「みごろ会」の人たちと約50人分を準備するのが忙しくなる。

任期は3年。家族や相撲協会会員、同級生「みごろ会」など皆の協力を受けながら、この大仕事を無事やりぬきたいと決意は固い。

これからもっと若い世代の人たちに、伝統ある奉納相撲を絶やさず継承していってほしいと願う。

趣味は相撲、野球、ソフトボール。筋トレが日課。柏原モータース経営。

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