文化庁から委託 尾道市が3カ年かけ 歴史文化構想を策定

掲載号 11年05月28日号

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尾道市は平成20年度に文化庁の委託をうけて、「文化財総合的把握モデル事業」を3カ年にわたり実施し同市の「歴史文化基本構想」と「文化財保存活用計画」を策定した。それらはそれぞれ冊子にまとめられ、このたび発表された。dc052737

このモデル事業は文化庁が創設したもの。地域の文化財を、その周辺環境も含めて総合的に保存・活用していくための構想である、国の「歴史文化基本構想」を策定するために複数の地方公共団体においてモデルケースとして基本構想をつくり上げ、そのヒントを見出そうとするものである。

尾道市は平成17・18年の合併を受けて、尾道地域、因島地域、向島・浦崎地域御調地域、瀬戸田地域を調査対象にした。多様な地域文化の継承と地域活性化に生かされることが期待されている。

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