尾道市当初予算案 一般会計546億円 前年度比2.8%増

掲載号 11年02月19日号

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 尾道市は15日、2011年度の当初予算案を発表した。一般会計は546億1000万円で、前年度比2・8%増になった。3年ぶりの増額である。

 基幹系システム構築事業、子ども手当て給付費、子宮頸がん等ワクチン接種事業をはじめ、病院事業会計への負担金などの増額が、その主な要因である。

 市は「持続可能な行財政運営」を念頭に、「たのもしさ」を実感できる予算であると説明する。

 さらに、長期的な視点に立つと、地方交付税一本算定を迎える平成27年度以降の厳しい財政状況を乗り越えうる体制をととのえるため、予算規模を縮減し、経常経費を削減する必要を説いている。とりわけ市債発行の抑制を強調している。

 医療・福祉・教育・子育て支援に重点を置き、「尾道海の道構想」にも力を入れる。

 特別、企業の19会計をふくめた総額は、前年度比1.9%増の1142億1300万円。21日に市議会定例会に提案する。

 一般会計の新規事業は91件、24億8600万円。主な新規事業は次の通り。

 瀬戸田診療所建設改良負担金3億6143万▽子宮頸がん等ワクチン接種2億▽医師確保奨学金497万▽いきいきサロン(立花・門田・筒湯)建設1億6143万▽小中学校耐震化2億3635万▽病児・病後児保育委託848万▽(仮)向島認定こども園建設8173万▽「海フェスタおのみち」開催5419万▽サイクリングオアシス整備220万▽(仮)女流本因坊秀策囲碁まつり200万▽島ごと美術館活性化147万▽サンセットビーチ整備800万▽因島運動公園多目的球技場整備1800万。

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