内海造船(株)省エネ船型開発

掲載号 11年02月05日号

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内海造船(株)(森弘行社長)は省エネ装置「ステップ」を搭載した自動車運搬船の船型を開発した。「ステップ」は、波浪中の波を抑える船首喫水線上の板状の省エネ装置。それにより、船体が波を受けるときに生じる速力低下を抑える。そうして燃費悪化度を減少させる。

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同社は1月14日、(財)日本海事協会の実海域性能指標鑑定を取得した。この装置をつけた実船を使った開発を継続しており、20日進水5月竣工後に実証試験を行なう。全長183メートル、総トン数4万6000トン、積載台数5000台を想定している。

この開発は、独立行政法人海上技術安全研究所の研究成果を活用。国土交通省の高効率船舶等技術研究開発費補助金および(財)日本造船技術センターの支援を受けている。

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