成人式を迎えた因島水軍まつり 青年会議所のイベントがはじまり

掲載号 10年08月28日号

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 光陰矢の如し―ということわざがある月日の過ぎることの早いたとえだが、落ち着いてゆっくり振り返るゆとりのない昨今である。政界も経済界も目がはなせないぐらい目まぐるしい。

 こうしたなかで因島水軍まつりは20回目を迎えた。今の社会でいえば成人式である。このお祭りは、もとをいえば因島大橋記念公園を会場にJC(青年会議所)が5月5日の子どもの日のイベントを催していたものを市と観光協会が受け継いで拡大したものと記憶している。

 市制30周年には因島大橋の工事現場跡でクジラ博を開催。子供の日には大浜界隈がにぎわったものだ。今は福山大学と福祉法人若葉、大浜公民館が建設され活動している。

 紆余曲折はあったものの静かなたたずまいになっている。峠を越すと大浜アメニティ公園。28日の火まつり、29日の海まつりは因島最高の人出でにぎわうが、島外からの来訪者に美しい橋と布刈瀬戸のロケーションを見ながら食事をするところがないのが残念という声が聞かれる。

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