近況報告 因島高校定時制・髙坂学教頭

掲載号 10年08月14日号

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現在の因島高校定時制の生徒数は33人。一般市民聴講生が40人。定時制は働きながら4年間通学することが基本ですが、最近では入学する大半の生徒が、3年間で卒業する3修制を希望しています。入学時から保育士、介護士、看護士、コンピュータなどの目標を持ち、専門学校への進学をめざしています。今年は4年制大学をめざしている生徒がおり、個別指導を強めています。

定時制は、様々な事情から入学した生徒たちが、少人数教育の環境のもとで、もういちどがんばりたいと再出発する場になっております。雰囲気に適合することで大きく変わる生徒もいます。学ぶ仲間に出会い、心が開かれ、自信をつける結果も生まれています。

部活動にも積極的で大半が参加しています。陸上部は、全国大会に毎年出場しています。

聴講生制度も地域に好評で、情報(パソコン)、トレーニングルームを使った体力作り、工芸(陶芸)、書道の4教科です。現役生徒と聴講生の一緒の授業で互いに刺激しあう効果がでています。

昨年につづき今年も全校生徒が6月に、バス1台で企業訪問を行ないました。伯方塩業や今治タオル美術館を見学しました。

9月9日には、「仕事と私」をテーマにした社会人講演会を行ないます。企業の必要とする人材とは何かを考えるために、最前線で活躍する人を招いて、お話を聞きます。11月5日にオープンスクール、26日に文化祭があります。

全日と同レベルの「生きる力」を養う課題に挑戦することが求められています。

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