いんのしまロッジ 11月にリニューアル 名称も変更

掲載号 10年07月10日号

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公設民営の国民宿舎「いんのしまロッジ」(因島観光開発佐藤和美社長)は尾道市との話合で11月を目標にリニューアル、名称も変えるという。

鉄筋3階建て地下一階の2416平方メートルに和、洋室計27部屋、87人が収容できるが1972年以来そのまま老朽化が進み、客室専用トイレやエレベーターがないことなどから「眼下に広がる風景はすばらしいが、宿泊設備がいまひとつ」という評価。

もっとも、因島市が運営する「お役人商法」で赤字が続き、89年に一般応募で入札。因島観光開発が落札して経営権を市から譲り受け、賃貸契約を結んでの運営が継続されてきた。

尾道市と同社の協議によると、今後10年間は経営を続けることを条件に

  1. 改修費の約半額7090万円を市が負担
  2. 土地建物を1140万円で売却
することで合意。同社は営業しながら改修工事を行なうが、大半を和室から洋室に替え、全室トイレ、洗面台、4室に浴室、共用浴室、エレベーターを取り付け、身障・高齢者に配慮した計画。

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