アジアのスポーツの祭典「アジア大会」で囲碁 中韓はプロ棋士 期待される日本の対策

掲載号 10年05月15日号

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 北京オリンピックに続いて上海の万博が開幕したばかりの中国。あと6ヵ月すればアジアのスポーツの祭典「アジア大会」が中国第3の都市、広東省の広州で11月12日から27日まで開かれる。

 広州といえば香港、マカオの対岸に位置し2年前の五輪をしのぐ史上最多の42競技、476種目を受け入れる準備をしてきた。選手は45か国から1万2000人超が参加する見通し。選手にとっては2年後のロンドンオリンピックの重要なステップになるが、カバディやセパタクローなど五輪にないアジア特有の競技もある。

 今大会で注目されるのはチェスの新種目に加わった囲碁、。「市技」にしている尾道市。日本ではスポーツ競技というより伝統文化競技のイメージが強い。発祥の地といわれる中国では国家体育総局の管轄で人の知力を試すスポーツと位置づけられている。

 世界の囲碁人口4千万人といわれるなかで日本は中国、韓国に追い抜かれている。中韓はトップ・プロ棋士を派遣する。日本の対策に期待したい。

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