トラフグ・オニオコゼなどの高級魚 イクラス「閉鎖循環型養殖場」因島重井町新開に円型水槽建設

(株)ICRAS(尾道市新浜町1―4―7、伏見浩社長=福山大学教授、資本金800万円、TEL0848-29-3322)は、トラフグ、オニオコゼなど付加価値の高い沿岸魚を「陸上養殖」するという計画を具体化、同市因島重井町本郷沖新開に円型水槽を建設、陸上プールで養殖事業をはじめる。

養殖といえば、海上に生簀(いけす)や筏(いかだ)など設置する海面養殖が主流だが、残餌や養殖魚から発生する糞(フン)・尿・アンモニアなどの有機物が海洋を汚染、赤潮発生など環境汚染問題を引き起す原因にもなってきた。

そこで生まれたのが陸上養殖。汚染原因となる有機物を濾過・殺菌して清浄な海水を飼育水槽に戻して使用する「閉鎖循環型システム」で海水を汚さないのが特徴。さらに広大な敷地を必要としないので外気に影響されない環境で養殖できるため外部からの病気の持ち込みを防ぎ、薬品を使用しない安全な成魚を生産できるという。

養殖施設は1216平方メートルの敷地に直径10メートル、水深約1.3メートルの円型の100トンプール4基のほか飼育水槽と濾過機など。

同社は、コンサルティングを行なうほか活魚の販売や加工、飼育原料販売などの商社事業も計画。次世代を担う技術者の事業の養成に期待をかけている。

(株)ICRAS=08年3月3日設立。取締役に福山市松永町(株)扶桑理科社長島田清豪氏らが役員に名を連ねている。なお、伏見社長は1945年4月生まれ。64歳。福島県相馬市出身。東京水産大学大学院修了。現在、福山大学付属内海生物資源研究所所長(尾道市因島大浜町)で、同大学の循環型水槽でフ化、育成したヒラメの稚魚(体長4センチ)を因島漁協が放流するなど地域貢献。昨年、同漁協の凖組合員に加入。同漁協との密接な関係が期待されている。

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