内視鏡でガン見つけ最先端の治療を駆使 因島医師会病院消化器科部長 武田昌治先生(48)

医療の先端技術と注目される消化器内視鏡の機能を思い通りにあやつって病巣を見つけ切除する。従来の外科手術に比べ患者にとって負担が少なくガン患者から信頼されている武田昌治先生。「因島で見つけた胃ガンは因島でかたづける」と意気込む。

因島医師会病院消化器科部長 武田昌治先生

倉敷市の川崎医大消化器内科臨床助手から講師として約20年勤めた。

同大学の籍を離れて因島医師会病院に赴任したのが2007年4月。政府の医療制度の変革で地域医療施設は医師不足の混乱を招いている現実に胸を痛めていた。引く手数多だった。その中から因島医師会病院を選んだのは、わずらわしい役職がつかないで消化器内視鏡専門医として地域医療に貢献できる条件を受け入れられ踏ん切りがついた。

実家は尾道海岸通りで100年続いた割烹旅館「竹村家」。4代目の武田さんは祖父から「どうしても医者になれ」といわれ英才教育。尾道市立筒湯小から愛媛県の愛光中―高に進んだ。クラブ活動も修学旅行もなかった。

川崎医大卒後は研修医を経て大学院入学。同医大に復帰して生え抜き講師として活躍。胃ガンの内視鏡治療で頭角をあらわしていた。その一方で「医者でありながら医者でない仕事」いわゆる後輩の教育指導や事務、運営など医療現場の面倒な仕事が増えてきた。

そこで、長年住みなれた医局をとび出し、今では地域の医療現場で最先端機能を駆使する幸せは「患者さんから感謝される毎日。楽しくてしようがない」と、笑顔が絶えない。

こう見えて指先は器用なんですという武田先生。手術には腕の差があるんですと、はにかみながら自信のほどを仄めかす。趣味はゴルフだったが因島に着任して釣りに変ったそうだ。

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