本因坊秀策記念館 お正月10時―15時 往時偲ぶ里帰り展

掲載号 09年01月01日号

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 尾道市制110周年と本因坊秀策囲碁記念館開館を記念「第33期棋聖戦第三局尾道対局」は2月4・5日の両日因島土生町、ナティーク城山で開催される。ビッグタイトル戦にはスタッフをはじめ全国から囲碁ファンが来因、秀策生家跡や記念館を見学する人たちが増えることが予想され秀策や十八世本因坊秀甫の自筆の漢詩、俳句などを表装しした屏風を特別公開する。期間は1月1日から2月28日まで。問合わせTEL0845-24-3715。


年末に搬入された初公開の屏風

 この屏風は瀬戸田町、谷本篤さん方で平成6年に見つかった。屏風に表装された扇面9枚と短冊6枚の中に秀策が谷本兼次郎に与えたと思われる扇は、広げた大きさが横43㌢、幅14㌢。表には、対局が終り黒白の石を小箱に収めたあと、盤上のどこも傷いたり欠けたりはしていないかと見渡す気配りが大切―だという漢詩が書かれている。中国の詩を引用したのか、秀策の自作かは不明。

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