高校受験案内【3】因島高校定時制 独自に人材育成目指す

掲載号 08年11月22日号

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宮仲基生教頭 因島高校定時制(生徒42聴講生45)が活気あふれている。当面の重点を、公開授業と文化祭においている。地域にありのままの定時制を知ってもらいたいと宮仲基生教頭=写真=は語る。

 11月18日、1年生から4年生までの授業が2時限にわたって公開された。文化祭は12月5日(金)午後5時から同8時まで、開催される。展示、バザー、劇、生徒による水軍太鼓など盛り沢山である。

 地域むけの聴講生制度も好評だ。情報(パソコン)体力づくり、工芸(陶芸)書道の4科目。聴講生は現役生徒と一緒に学習する。

 就職を控えた4年生のためにインターンシップ(就労研修)を行う。地元からの求人は多い。入学時から目標を定め、大学・短大・専門学校への進学をめざす生徒もいる。

 最近の傾向として、生徒の要望が多様化し、それに応える環境づくりが重要になっている。4年間かけて就労しながら卒業するのが定時制の基本である。しかし生徒の6割が3年で卒業する3修制度を希望しており、その制度がすでに定着している。

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