衆院選は年明け以降?久しぶりにこわもての亀井節

掲載号 08年10月25日号

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 政治の世界は生き物で一寸先が分からないが、衆院選の時期をめぐり年明け以降に先送りされる公算が強まってきた。

 解散のお膳立ての積りで国会運営に協力してきた民主党は越年モードに猛反発。自民党との"擬似連立"を早期解散、徹底抗戦に戦術転換する構え。

 頭にきたのは民主党だけでない。国民新党の亀井静香代行代表が、22日の記者会見で久しぶりにこわもての亀井節。衆院解散してくれるなら何でも協力するという民主党の姿勢に「まじめさが足りない。王道を外れたことをすれば、大変なシッペ返しを受ける」と、対決姿勢を明確にするよう求めた。

 さらに「内閣不信任案や問責決議案を出して国民のために戦う姿勢がないまま選挙をやっても勝てない」さらに民主党が党首討論実施の条件に衆院解散の確約を挙げていることについて「この世界的な経済危機をどうするかを党首同士で討論するのは当たり前のことだ」と批判。野党共闘のもどかしさにいら立ちを隠し切れなかったようだ。

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