8月6日にお参り続く瀬戸田町の原爆慰霊碑

掲載号 08年08月02日号

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 原爆が広島市に投下されて今年で63年目を迎えるが瀬戸田町の地蔵院境内にある原爆慰霊碑には原爆投下の8月6日に、被爆者らがお参りに訪れる。建立されたのは、原爆60周年にあたる平成17年8月。瀬戸田町原爆被爆者之会が、平山郁夫画伯の筆により、建てたものである。

 当時の同会会長である梶川春登さん(81)は、「8月6日にお参りするところが身近にあり、非常に助かっている」と語る。梶川さんは、広島市の国鉄矢賀機関車工場で被爆した。

 昭和26年、瀬戸田町に移り住み、タングステン採掘に従事した。その後、内海造船(株)に勤務し、定年退職後、同町の町会議員を3期にわたり務めた。

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