いんのしま水軍まつり 江嶋昭吉氏が実行委員長内定 若い世代に伝承願う
掲載号 08年02月23日号
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今年夏の第18回いんのしま水軍まつりの実行委員長に江嶋昭吉氏(58)が内定した。
同氏は、因島商工会議所観光運輸委員会委員長を20年間務め、現在、因島水軍ふるさと祭振興協議会副会長。本紙の取材に応えて江嶋氏は、抱負を次のように語った。
継続は力なり、関係各位のご尽力に敬意を表しますこの祭りは、1200万円にのぼる、行政の助成と民間の浄財、双方の労力をいただく因島を代表するイベントである。それゆえ、その労役と経費を生かした経済効果を図りたい。ローカルからメジャーへと展開すべく、情報発信などにより島外からの観客をさらに誘致したい。どんなにいい祭りでも認知されなければ、その価値も評価されない。
改革と飛躍をめざして
そのためにも、参加者と観客から感動が生まれる祭りとしたい。内にあっては風通しのよい組織とし、和と連携を強化し、外に向っては観客に満足していただける心配りと受け入れを必要としている。
以上の観点から、一つ目は、組織の棚卸しを検討したい。すなわち構成員の洗いがえ、部会構成の見直し情報を共有するための実行委員会各レベルでの定例化した会合など。
二つ目は、祭りの内容の見直しとして新しい企画の導入、三部構成の再検討など。三つ目は、実行委員会の早期立ち上げ、広報の強化、小早・跳楽舞参加チームの増強、小早レースとバザールの一体化、一般客の誘致、収支処理の迅速化、評議会の活性化。
外国からきている1000人を超える、研修生や労働者との交流を図りたい。
祭りを一過性に終らせないような伝承の必要性を強調し、企画チームの役割を明確化することにふまえ、年間を通したタイムスケジュール、ワーキングスケジュールの作成を考えていきたい。
一つひとつ、できるところからやっていきたい。