川上教諭(因島高定時制)書道で日展に入賞 二回目受賞の喜び

掲載号 07年11月10日号

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 因島高校定時制の川上善生教諭(書道)=写真=の日展入選が10月25日、発表された。同教諭の日展入選は第27回展につづく2回目の入選である。出品点数1万648点のうち入選は952作品であった。

川上善生教諭

 受賞作品は、古今和歌集の「山ざくら 霞の間よりほのかにも 見てし人こそこいしかりけれ」を書いたもの。縦228センチ×横53センチの大作。

 同教諭は、同校定時制で書道と国語の教鞭をとっている。多忙で、制作活動が制約される中での入選であった。「今回は『大字仮名』で入選したかった。思いがけなくそれが叶ってうれしい」と喜びを語った。

 また、自ら率先して研修に励む姿勢を示すことで生徒への指導に取り組んでいきたいと、願う。定時制に通う生徒や書道の聴講生への励みとなるに違いない。

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