県営畑地帯整備事業 重井地区奥山ダム 水ための試験開始

掲載号 07年10月27日号

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 県営畑地帯総合整備事業の重井地区奥山ダムの堤体工事が完了し11月6日からゆっくり水を溜めながらダムの機能を一つひとつ確認する試験湛水(たんすい)が始まる。

 この作業は来年7月までつづけられる予定で、終了後は、平成22年の一部供用開始に向けて本格的に水を溜めていくことになる。

 水は奥山からの流水と大山新池で確保する。因島総合支所産業振興課農林水産係にはすでにモニターが設置され、現場と連携して監視する。これに平行して周辺道路工事、パイプラインとファームポンド(タンク式)工事が行われる。

 この工事が開始されたのは平成3年度。総事業費は約74億円。完成すれば有効貯水量が27万7000立方メートル。受益者は470戸、157ヘクタール。生産向上効果は、年額約3億5669万円、営農経費節減効果は年額約1億7000万円と見られている。

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