古賀誠選対委員長「宮澤先生を偲ぶ会」に出席 難航必至な広島6区

掲載号 07年10月20日号

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 仕切り直しの臨時国会。前首相の残像は消え、福田自民党と小沢民社党の攻防が激しくなったとはいうものの、早期解散含みのお膳立ても表面化してきた。

 自民党の古賀誠選対委員長は15日、宮澤喜一元首相の地元葬「宮澤先生を偲ぶ会」出席のため福山市を訪れ、党公認候補の擁立が進んでいない衆院広島6区について「空白をきちっと埋めることが最初の作業になる」と記者団に述べた。

 年内を目標に人選を進めていく考えを示したあとで、公募も含めた選考方法に関する質問に対しては「党県連の意向や6区でのこれまでの経緯を検討した上で一番いいやり方を考えたい」と強調するにとどまった。

 前回衆院選で郵政民営化法案をめぐり自民党から亀井静香氏が離脱、国民新党を結党したため6区の自民党支部長は空席のまま。県議で県連幹事長の奥原氏(呉市)が代行しているが、6区の各地区支部長は地元県議が占めている。しかも、その殆どが亀井支持系列に属するグループで自民・古賀選対の思惑は難航必至で、混乱の火種になりそうだ。

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