元英軍捕虜が博愛幼稚園訪問

掲載号 07年10月20日号

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 第二次世界大戦中、東南アジア各地で日本軍の捕虜となった元イギリス兵捕虜とその遺族8人が12日、日英交流の一環として来日し全国各地で交流した。16日には、瀬戸田町の博愛幼稚園(角野裕三園長)を訪ね園児たちと交流した。

 この行事は、15年前からつづけられており、「アガペ(神の愛)心の癒しと和解の旅」と名付けられている。神戸で捕虜生活をおくったデニス・モーレイ氏(88)と函館で捕虜生活をおくったサム・ハリス氏(87)が参加した。

 園児たちは、鼓笛演奏と賛美歌で歓迎。園児たちと「日本に何できたの」「飛行機」、「好きなおやつは何ですか」「チョコレート」などと、微笑ましい交流が実現した。そのあと瀬戸田キリスト教会員との会食会が行われた。

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