験乗宗開宗六十周年 記念大法要11月11日 中庄町の総本山光明寺

掲載号 07年10月13日号

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 尾道市因島中庄町にある光明寺(松浦恵観座主)を総本山とする験乗宗は今年で開宗60周年を迎える。これを記念して大法要が11月11日(日)、光明寺本堂=写真=でとり行われる。

 この法要は個々人の願事のためではなく、開祖をはじめ歴代の管長など功労者の尽力、信者の支援で験乗宗の現在が築きあげられたことに対する「報恩感謝」の行事である。

 験乗宗は、因島の農家の二男として明治41年に生まれた松浦観舜大阿闍梨(かんしゅん・だいあじゃり)が宗祖。昭和22年12月27日、光明寺を根本道場として天台宗本山派修験道の一派「験乗宗」を独立開宗した。

 信仰の対象として、仏神諸尊をひとしく尊宗する。専ら真俗一貫の菩薩道すなわち修験道を実修実践することにより、この世に仏国浄土を顕現する。在家にあって僧として、自給自足で生きていく「半僧半俗」を基本とする。全国に7400人の信者がいる。

因島茶枳尼天祭

 光明寺境内において28日(日)午前11時から、因島茶枳尼天(だきにてん)祭が行なわれる。通称お稲荷さまと呼ばれ、専ら商売繁盛の守護神として信仰されている。
ご本尊の開帳、法楽法要福餅撒きがある。

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