官から民へ コスト削減とゴーデンウィーク

掲載号 07年05月12日号

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 統一地方選挙が終り、ホッとする間もなくゴーデンウィークが始まった。旧尾道市のみなと祭りに続いて因島はフラワーまつりとアメニティ公園まつりの同時開催。このイベントは合併前と変わりない。

 基本的に変ったことはフラワーセンターの運営が行革という県の都合で地方自治体に移管され、市は指定管理者制度を導入した。耳慣れないこの制度は「民間にできることは、できるだけ民間に任せる」という「構造改革」の基本方針を背景に行政サービス分野への民間参入の議論から生まれた。

 「官から民へ」といっても「公共サービスの質の向上とコスト削減」を求められるものだが「コスト削減」が先行している側面が強く多くの課題が残されている。ともあれ、シャトルバスを運行してフラワーセンターとアメニティ公園を結んだGW後半の5月3・4日の2日間の入園者は天候に恵まれ造船景気の後押しも味方して約2万3000人。予想より3割増でしまなみ海道全通以来の下降傾向に歯止めがかかったと関係者は分析する。

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