春の叙勲 県内105人受章

掲載号 07年05月05日号

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 長年社会に尽くした人に贈られる「春の叙勲」が発表された。県内では105人。尾道市では旭日双光章が武田一頼氏(81)と山本貢氏(76)。瑞宝双光章に村上孝康氏(70)、瑞宝単光章に奥田親範氏(65)。

瑞宝双光章 村上孝康さん

村上孝康さん

 保護司歴35年間が受章の対象となった。不幸にして非行や犯罪に走った人の更生の手助けをする仕事に専念してきた。「更生が順調にいくためにはその環境づくりが大切」と語る。今後とも社会の浄化活動をつづけていくと決意を新たにしている。家族の理解と協力あってこそだと感謝する。趣味は写真。因島文化協会理事長。因島田熊町。

瑞宝単光章 奥田親範さん

奥田親範さん

 因島市消防団長としての活動が受章対象となった。父親の輝雄さんにつぐ連続受章である。消防団に21歳で入団し、38年間にわたって活動してきた。因島の奥山、生口島の宮原地区、林地区での山火事消火活動の苦労が、つい最近のことのように走馬灯のように思い出される。今回は消防団全員の受章と感謝している。保護司。因島土生町。

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