因南学園凍結の補正予算案提案

掲載号 07年02月24日号

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 尾道市議会は21日、定例会を開会し、会期を3月20日までの28日間と決めた。市は、幼・小・中一貫の因南学園(仮称)の実施設計費を削減など含む2006年度一般会計補正予算案などを提案した。

 尾道市議会は昨年12月定例会で、因南学園実施設計予算4640万円を決めたが、尾道市は2月定例会で3900万円減額補正を提案した。これは尾道市と市教委の「因南学園凍結」への方針転換に伴うものである。

 また市教委が、因南学園方針を理由に執行を停止していた、耐震工事を主内容とする三庄小学校校舎大規模改造工事予算(18年度新年度予算)1億7616万円が全額減額された。

 ところが18年度予算に組み込まれた因北中、瀬戸田中、向東中の大規模改造工事はすでに昨秋完工している。この結果、三庄小だけが放置されるかたちになったわけで、今後の成り行きが注目される。さらに懸案となっていた中庄公民館建設工事予算2億1000万円が前倒しで決まった。

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