大浜町神明祭り 大とんど四基の舞 豊年・厄払い願う

掲載号 07年02月17日号

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 約400年前からとも言われる因島大浜町の伝統行事である神明祭りが4日、同町公民館広場を中心に行われた。豊年を願い、町内の無事・平穏を祈り、毎年町最大の行事として行われている。

 町内が東、西、中浜、沢崎の4組に分かれ、組ごとに作りあげた大とんど4基が公民館広場に勢ぞろい。約500人が見守るなかで「伊勢音頭」のおはやしにのって男衆がとんどを担ぎ上げ練り歩き、勇壮さを競い合った。 祭りの中心は、初老(41歳)の「六六七会」20人と還暦の「四方揃会」33人の男女が占めた。4基のとんどが広場をところせましと回り、互いに押し合いが始まると祭りは最高潮。歓声と拍手が沸き起こった。さらに因島水軍陣太鼓が披露された。

 この後、町民は各組にとんどを持ち帰り、燃やして無病息災を祈った。さらにそれぞれの当舎(とうや)に集まり、夜の更けるのを忘れて祝宴をつづけた。

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