花井卓蔵氏と秀策顕彰碑の碑文 37年ぶりの三原弁論大会
掲載号 06年11月11日号
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尾道市は全国にその名を知られる本因坊秀策にあやかり因島外浦町の生誕の地に生家の復元と囲碁資料館を建設する準備を進めている。ここを訪れる囲碁ファンや一般観光客は碁盤形の台石の上に建つ「本因坊秀策碑」をバックに記念写真をとるが裏面の碑文を読みとろうとする人は稀である。
かつて「いろはかるた」にまでなった「弁護士花井卓蔵」も今は昔の話。秀策顕彰碑の碑文が当時の貴族院議員の花井卓蔵氏撰であることに興味をよせる人もいなくなった。ところが、花井卓蔵に倣い、戦後三原市で始まり途絶えていた少年弁論大会が37年ぶりに復活。11月4日に同市本郷生涯学習センターで「”夢を開こう”三原弁論大会」と題し催された。
念願かなったと喜ぶのは花井先生をたたえる会と旧市文化会館に胸像を建て、弁論大会中止期間中も優勝カップを保管していた花井の母校中央大学の地元同窓会。郷土の偉人を忘れないためにも意義深い大会の継続を願う。因島にとっても無関係でない話である。


