市営折古の浜海水浴場 50年の歴史に幕下ろす 不安と寂しさの声

掲載号 04年06月26日号

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 6月の因島市議会定例会で、三庄町の市営折古の浜海水浴場の廃止がきまり、50年間の歴史に幕を下ろすことになった。自然海岸の海水浴場がなくなることへの不安と寂しさの声があがっている。市は、平成2年の大浜町のしまなみビーチ工事開始の時からの規定方針で、2つの市営海水浴場の運営は困難だと説明する。


白砂青松(はくしゃせいしょう)の貴重な自然海岸折古の浜

 また、折古の浜の砂の流失、がけ崩れの危険、サメネットの破損など、修復に膨大な経費がかかる。しかし、折古ヶ浜で泳ぐ人は今後も2、3千人くらいが予想され、サメネットがなくなることへの不安は大きい。また、自然海岸の環境破壊が進むことに対応できないことに批判の声があがっている。

数十年前の折古の浜海水浴場の様子

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