2010年1月1日 / 最終更新日 : 2010年1月1日 times おかめはちもく 寅年について 明けましておめでとうございます。良いお年でありますよう―。暦の上では威勢のいい「寅年」。12支の3番目、今の時間でいえば午前4時前後。動物でいえば「虎」。ネコ科の哺乳類だが人類にとって学ぶことも多い。
2009年12月19日 / 最終更新日 : 2009年12月19日 times おかめはちもく 2009年を振り返って 師走が駆け足になってきた。2009年を振り返るといろいろとあり過ぎて何からとりあげて総括すべきかとまどう。 "北"のデノミのあとをうけ、すったもんだの民主政権のなか"乱"の小沢さん […]
2009年12月19日 / 最終更新日 : 2009年12月19日 times 因島にて… 因島にて… つかみかけた確信【6】 学力の問題 塾生が学力をいかに身につけるか、これが学習塾の避けて通れない使命である。学習の立ち遅れを回復したい者、さらに学力を伸ばしたいと望むなど、様々な動機で入塾してくる。私はすべてを受けとめようと思った。塾での授業を […]
2009年11月21日 / 最終更新日 : 2009年11月21日 times おかめはちもく 坂の上の雲の連載当時の時代背景について 司馬遼太郎原作の「坂の上の雲」が29日からNHKではじまる。産経新聞紙上で1968年からはじまり72年に終った連載だが多くの読者をとりこにした。
2009年11月21日 / 最終更新日 : 2009年11月21日 times 因島にて… 因島にて… つかみかけた確信【3】 目黒から故郷へ 発端はささいなことだった。一旦は終の棲家と決めた東京での、25年にもおよぶ生活を捨てて故郷に帰ろうと決心したのは、アパートの大家の一言が原因だった。「洗濯機を使うのは決められた場所にしてください」と言われ […]
2009年10月10日 / 最終更新日 : 2009年10月10日 times おかめはちもく 金融市場の矛盾に一石を投じた亀井大臣のモラトリアム構想 苛酷な真夏の総選挙が終った。広島第6選挙区の亀井静香先生は4年前、郵政改革問題で自民党を離党して国民新党を結成。権謀術数にたけた亀井流の政界遊泳術で少数政党の存在感を誇示、政権交代で金融・郵政担当大臣のイスに就いたのだ […]
2009年10月10日 / 最終更新日 : 2009年10月10日 times ふたりの時代 青木昌彦名誉教授への返信 ふたりの時代【64】青木昌彦名誉教授への返信 忘れえぬ人たち(6) 映画評論家・白井佳夫さんとの出会いは衝撃的であった。初対面であるにもかかわらず痛烈に批判されて、「映画=文化」に目覚めることになった。そしてその出会いが、政治運動のあり方の変革を模索していた当時の […]
2009年10月3日 / 最終更新日 : 2021年5月1日 times おかめはちもく 約12万年前の石刃を発見 砂原遺跡(出雲市多技町) やっと秋がやってきたようだ。田んぼの稲が実り、秋祭りの夜かぐらの囃子が山間部で聞かれるようになると何かにとりつかれたように山陰路「神話の里」へと車を走らすことがよくある。
2009年10月3日 / 最終更新日 : 2015年4月10日 times ふたりの時代 青木昌彦名誉教授への返信 ふたりの時代【63】青木昌彦名誉教授への返信 忘れえぬ人たち(5) 日本基督教団副議長であり、横浜市の紅葉坂教会牧師の岸本羊一さん(1931-1991)には公私にわたってお世話になった。数年間ではあったが、岸本牧師との交流を通じて、思想的にも人間的にも視野をひろげる […]
2009年9月5日 / 最終更新日 : 2009年9月5日 times おかめはちもく 広島県東部の衆院選 政権交代の風が吹いて自民王国だった広島県が一夜にして民主王国に逆転。郵政見直し派にとって心にくしと思っていた4区の元自民党幹事長中川秀直氏が小選挙で落選して溜飲を下げた有権者も少なくない。
2009年8月1日 / 最終更新日 : 2009年8月1日 times おかめはちもく 暑くて長い衆院選が日本列島を駆ける 投票率の低下が心配 暑くて長い衆院選が日本列島を駆ける。4年前の小泉郵政選挙で大勝した自民党。今度の衆院解散ではマスコミの世論調査によると民主党が追い風を受けている。
2009年7月25日 / 最終更新日 : 2022年8月24日 times おかめはちもく 囲碁サミット2009尾道が終わって 囲碁を題材にしてまちおこし、まちづくりを目指している10市の首長やリーダーが集っての尾道サミット。それぞれが地域の特性を生かしての取り組みが面白い。 故木谷實九段が開いた「木谷道場」は現代囲碁界を代表する棋士を多く輩出。 […]
2009年7月11日 / 最終更新日 : 2009年7月11日 times おかめはちもく 衆院選挙 投票日はお盆を避け8月30日か9月6日 衆院の解散風が吹き始めたのは昨年の9月から。ところがアメリカの住宅金融ローンの破綻が世界経済を狂わせてしまったことから選挙どころではなくなった。むだと思われる公的資金のばら撒きも思惑通りの効果があがらず麻生政権の支持率 […]
2009年6月27日 / 最終更新日 : 2009年6月27日 times せとうち花壇 摘み取れぬままに春日に晒さるる一人住みなる庭の冬柑 安川二三子 作者に何かの理由があって、摘み終わっていなければならぬ時期になっても、冬柑はぶらりと垂れ下がっているのでした。
2009年6月27日 / 最終更新日 : 2009年6月27日 times ふたりの時代 青木昌彦名誉教授への返信 ふたりの時代【50】青木昌彦名誉教授への返信 政治裁判の21年【4】 破防法裁判21年間において様々なことを学んだ。それらはすべてかけがえのないものであったが、とりわけそのなかでも、「国家意志」と「国家の論理」を体感できたことは貴重な経験であった。国家意志の表れの […]
2009年5月23日 / 最終更新日 : 2009年5月23日 times おかめはちもく 因島から消えたETC装置とマスク ETCの高速道路千円効果で3月中旬以降は設置器具が不足。以後5月に入っても入荷の見通しが立たないという。
2009年5月23日 / 最終更新日 : 2009年5月23日 times せとうち花壇 兄貴にと義弟の供えしボンタン飴私も好きとおりおりつまむ 池本 滝子 ボンタン飴の生まれたのは大正15年で、鹿児島の産である。当年とって84歳であって、ロングセラー飴である。飴と言っても色々で、水飴から鉄砲玉飴、金平糖飴まである。
2009年5月23日 / 最終更新日 : 2009年5月23日 times ふたりの時代 青木昌彦名誉教授への返信 ふたりの時代【45】青木昌彦名誉教授への返信 70年安保闘争と私(11) 70年安保闘争について政治闘争を軸に記述してきたが、視点を変えて大学闘争という方向から見てみよう。ただし私は、大学闘争の指導にほとんどタッチしてないので、詳しくは語れない。
2009年5月16日 / 最終更新日 : 2009年5月16日 times おかめはちもく 因島市花「除虫菊」 今後の活動に思案投げ首 初夏の島々を彩る段々畑。かつて白い絨毯(じゅうたん)で覆いつくされた瀬戸内海島しょ部の除虫菊栽培は全国有数の産地だった。
2009年5月16日 / 最終更新日 : 2009年5月16日 times せとうち花壇 人恋し喜怒哀楽も花のいろ色褪せぬまま老いてゆきたし 西本としゑ 「人恋し」「喜怒哀楽」が現世の象徴として扱われているのに納得できます。色褪せぬまま老いたし」とやや独り言めいた下句も初句の孤独感を補足して感情を深めています。
2009年5月16日 / 最終更新日 : 2009年5月16日 times ふたりの時代 青木昌彦名誉教授への返信 ふたりの時代【44】青木昌彦名誉教授への返信 70年安保闘争と私(10) ベトナム戦争の泥沼化の日本国内に与える影響が深刻化するなかで、全学連のデモを取り囲み、ともに行動しようとする住民の動きが強まった。その傾向は、米原子力空母エンタープライズ寄港阻止・佐世保闘争 […]
2009年5月9日 / 最終更新日 : 2020年6月11日 times おかめはちもく 幕末の尾道出身の偉人 碁聖・本因坊秀策と横綱・陣幕久五郎が生誕180年 幕末に活躍した尾道の2人の少年が生誕180年を迎えた。文政12年(1829)5月5日生まれで因島外浦町出身の本因坊秀策と出雲の国松江市東出雲町出身で同年5月生まれの横綱陣幕久五郎。ともに少年時代に尾道で才能を見つけられ、 […]
2009年5月9日 / 最終更新日 : 2009年5月9日 times せとうち花壇 立ち競い妥協許さぬ紫の菖蒲にも雨おだやかに降る 宗近陽三郎 この菖蒲の花を何処で見ているのだろうか、おそらく近くの観光苑にやっている菖蒲の花だろう。何列にもその花色を競うかのように、とくに、この深みをたたえたような紫色の花菖蒲に心を魅きつけられたのである。色あいには […]
2009年5月9日 / 最終更新日 : 2009年5月9日 times ふたりの時代 青木昌彦名誉教授への返信 ふたりの時代【43】青木昌彦名誉教授への返信 70年安保闘争と私(9) 年があけた1968年1月の米原子力空母エンタープライズ寄港阻止・佐世保闘争は大反響を呼んだが、私は現地に行かず、東京での留守番役だった。当初は、現地に向かいデモの指揮をとる決心であったが、「そ […]
2009年5月2日 / 最終更新日 : 2009年5月2日 times おかめはちもく しまなみ海道開通10年 変わったもの、変わらなかったもの、将来に伝えたいもの 島の文化に思いを寄せるきっかけに GWスタートの29日、大三島の今治市上浦町であった「しまなみ海道開通10周年式典」の帰り道、生口島の尾道市瀬戸田町の平山郁夫美術館で開かれている「特別展」に立ち寄った。
2009年5月2日 / 最終更新日 : 2009年5月2日 times ふたりの時代 青木昌彦名誉教授への返信 ふたりの時代【42】青木昌彦名誉教授への返信 70年安保闘争と私(8) 10月8日の羽田闘争からほぼ一カ月後の11月12日、全学連は再び羽田闘争を決行する。第二次羽田闘争と呼ばれている。佐藤栄作首相はジョンソン大統領との日米首脳会談のために羽田空港から飛び立とうと […]
2009年5月2日 / 最終更新日 : 2009年5月2日 times せとうち花壇 スーパーに巻きのり探す媼いて見知らぬ我に息の帰郷告ぐ 河内せい子 人の感情は「気分、喜怒哀楽などの気持」と説明されるようです。この四つの感情で特に好まれるのは、「喜び(心にうれしさを感じること)」でしょう。
2009年4月25日 / 最終更新日 : 2009年4月25日 times せとうち花壇 よっとこしょ朝のお供えお茶湯九時仏守れてよいとしようか 平川 房子 ご高齢の方とお見うけする。作品を読み通すとき、しみじみとした作者の心根が伝わって来るからである。 先祖、仏様を大事にするこの人なりの決めごと、いわゆる朝のお勤めの気持ちや動きが見えて来る一首である。
2009年2月7日 / 最終更新日 : 2018年4月27日 times おかめはちもく 咸臨丸に乗り込んだ尾道出身の医師「長尾幸作」について 江戸幕府の軍艦「咸臨丸(かんりんまる)」に乗り込んで米国を視察した福沢諭吉ら二十代の若者の中に尾道出身の医師、長尾幸作がいた。万延元年(1860)1月、勝海舟が率いる軍艦は50メートルそこそこの木造船。短期間の訓練で8, […]
2009年2月7日 / 最終更新日 : 2009年2月7日 times せとうち花壇 巡礼の白き衣は新涼の尾花の野辺にひとすじつづく 小川 計江 結句の”ひとあしつづく”が効いた清々しい一首。場面を新涼(初秋)の野涼の野辺と設定されているのもさわやかで、映画のズームアップのように主題に急接近させてくれます。