2011年1月22日 / 最終更新日 : 2011年1月22日 times 因島にて… 因島にて… つかみかけた確信【55】 時代遺跡の島(6) 因島捕虜収容所(4) 捕虜たちは、造船所で働かされることについてどのように感じていたのだろうか。著者は二カ所で、それを「歓迎」する趣旨の表現を使っている。
2011年1月15日 / 最終更新日 : 2011年1月15日 times おかめはちもく 他人ごとではすまされない 秋葉広島市長の退任表明 年明けの県内ニュースでびっくりしたのは秋葉忠利広島市長(68)の退任表明。普通なら市議会か記者会見で表明するものだが、4日の市役所の仕事始め式で「任期満了の4月7日で市長としてのピリオドを打つ」と訓辞。3期目の今期限り […]
2011年1月15日 / 最終更新日 : 2011年1月15日 times 因島にて… 因島にて… つかみかけた確信【54】 時代遺跡の島(5) 因島捕虜収容所(3) 「天皇のお客さん~書かれざる戦史―日本捕虜収容所」の著者であるジョン・フレッチャー‐クックが私の生まれ故郷にあった収容所に囚われの身になっていたのは、1942年11月から翌年11 […]
2011年1月1日 / 最終更新日 : 2011年1月1日 times せとうち花壇 新しき三年日記に書き始むわが血を分ける全員集うと 吉原浩子 日記とは、日々起きた出来事を記するのであるが、何年も何十年もやれる人は多くはいない。ときに小説家や政治家の日記が発表されることがあり、貴重な資料となっており、時代性、人間性を感じさせらるものがある。
2011年1月1日 / 最終更新日 : 2011年1月1日 times せとうち花壇 初春の寺の炬燵に楽しげにおんな五人の会話は続く 三島美知子 正月の三日か、あるいは五日か寺総代をやっておられる奥様たちかも知れない。日頃の憂さを忘れての一と時と言えよう。
2011年1月1日 / 最終更新日 : 2011年1月1日 times おかめはちもく メディアの在り方 公憤(おおやけにいきどおる) 明けましておめでとうございます。各方面の友人、知人の年賀状やブログによると、先行き不安な世情がつづられている。
2010年12月25日 / 最終更新日 : 2010年12月25日 times 因島にて… 因島にて… つかみかけた確信【53】 時代遺跡の島(4) 因島捕虜収容所(2) 因島などの捕虜収容所における「虐待行為」をテーマにしたテレビドキュメンタリー「212枚の認識票~英軍捕虜の傷痕と戦後補償~」を改めて見直して、再びそれへの物足りなさと、その内容の […]
2010年12月25日 / 最終更新日 : 2010年12月25日 times おかめはちもく 年の瀬「光陰矢の如し」「歳月人を待たず」 八十路を過ぎると「このごろは日がたつのがはやくて…」というグチが時候のあいさつの中に出てくるが、年の瀬ともなると若い者まで同じような言葉をもらすようだ。
2010年12月18日 / 最終更新日 : 2010年12月18日 times 因島にて… 因島にて… つかみかけた確信【52】 時代遺跡の島(3) 因島捕虜収容所(1) 第二次世界大戦下の1942年11月から敗戦までのおよそ3年間、因島三庄町に英軍捕虜収容所があった。私が生まれた家から2、300メートルのところで、海沿いの木造二階建ての建物である […]
2010年12月18日 / 最終更新日 : 2010年12月18日 times おかめはちもく 2010年の書「暑」について 今年の世相を一文字で表す漢字は「暑(しょ、あつ)い」という字が京都・清水寺の舞台で特大の筆で揮毫(きごう)された。喉(のど)元過ぎれば熱さを忘れる―ということわざがあるが、ほんの数カ月前の酷暑を忘れて寒い冬を迎えている […]
2010年12月11日 / 最終更新日 : 2010年12月11日 times おかめはちもく 一触即発の年の瀬 終戦直後と現代を重ねて考察 齢八十路にさしかかると過去のできごとと現代を重ね合わせて洞察、因果を楽しむことが多い。60年代のバブル期に友人の息子が自衛隊に行くと嘆いていた。「本人が自分の意志で決めたのならば笑顔で送り出してやれよ」と、若者の後押し […]
2010年12月11日 / 最終更新日 : 2010年12月11日 times 因島にて… 因島にて… つかみかけた確信【51】 時代遺跡の島(2) 防空壕 因島は、太平洋戦争下に使用された防空壕が多く残っている。それを見るたびにこの地は、戦場だったのだと思う。日本においては第二次世界大戦中に、米軍を中心とする連合軍による空襲が迫るなか、防空壕が […]
2010年12月4日 / 最終更新日 : 2010年12月4日 times おかめはちもく 常用漢字について 常用漢字に新しく196字が追加され手書きが難しい漢字も多くあり「憂鬱」になってくる。1946年に告示された当用漢字1850字を新聞社に入社してから読み書きに挑戦した。即実践で毎日の仕事がテストを受けているようだった。
2010年12月4日 / 最終更新日 : 2010年12月4日 times 因島にて… 因島にて… つかみかけた確信【50】 時代遺跡の島(1) 夏以降の空襲調査の成果を原稿にまとめようと準備をしていると、延坪島(ヨンピョンド)を戦場に韓国軍と北朝鮮軍の戦闘が勃発した。報道によれば住民は、島内の防空壕や仁川港などに避難したという。
2010年11月27日 / 最終更新日 : 2010年11月27日 times おかめはちもく NHK朝ドラマ「てっぱん」の舞台尾道 ゲゲゲの女房の境港のようになれるか? 10日ほど前のことだが、尾道市長に「NHK『てっぱん』の効果は戦艦大和(やまと)ブームを上回る観光客で賑わっているそうですが―」と話題を投げかけてみた。
2010年11月27日 / 最終更新日 : 2010年11月27日 times 因島にて… 因島にて… つかみかけた確信【49】 予期せぬ出会い(3) 私が書いた「予期せぬ出会い」の原稿を送ると越智大円さんからメールが届いた。 ―原稿をプリントして、繰り返し読ませて貰いました。私の気持ちを充分に察していただき、意欲がわきます。 まさに「予期せ […]
2010年11月20日 / 最終更新日 : 2021年8月10日 times 因島にて… 因島にて… つかみかけた確信【48】 予期せぬ出会い(2) BC級戦犯として処刑された捕虜収容所の村上宅次大尉と因島出身の夫人をテーマに小説に描こうとしている、愛媛県新居浜市の文筆家・越智大円さんが、因島にやってきた。書き始める前に是非とも訪れたかったという […]
2010年11月20日 / 最終更新日 : 2010年11月20日 times おかめはちもく テレビから変わる領土問題 北方領土と竹島の現状 テレビから茶の間に流れる映像でこれほど世界が目まぐるしく変化する時代はなかったろう。なかでも日本列島にかかわる領土問題がまる裸にさらされたことで「戦後処理」はまだ終っていないことを憂う国民は多いと思う。
2010年11月13日 / 最終更新日 : 2010年11月13日 times おかめはちもく 戦後のツケ 国境問題と竹島 「終戦の詔(みことのり~天皇の言葉)が一週間遅かったら北海道はロシアに占領されていただろう―」と思うとぞっとする。そして日本列島が米国の占領地になったことで戦後の復興があったのだとも。
2010年11月13日 / 最終更新日 : 2010年11月13日 times 因島にて… 因島にて… つかみかけた確信【47】 予期せぬ出会い(1) 6月のことである。愛媛県新居浜市の文筆家の越智大円さんとの予期せぬ交流が始まった。ある方の紹介が発端であった。指定された番号に電話を入れると、予想もしない会話に発展した。
2010年11月6日 / 最終更新日 : 2010年11月6日 times おかめはちもく 因島高校創立90周年 戦後まもなくの因島高校をふりかえって 因島高校が創立90周年を迎えた。7人姉妹弟の全員が因島高校出身というのも珍しいのではなかろうか。
2010年11月6日 / 最終更新日 : 2010年11月6日 times 因島にて… 因島にて… つかみかけた確信【46】 ある決心(4) 全国空襲被害者連絡協議会から結成集会後まもなく、大きな角封筒が届いた。会則、アピール、数種類の新聞コピーが収められていた。出席していない私は丁寧に目を通した。そして、呼びかけに応えて加入し、この団体とと […]
2010年10月30日 / 最終更新日 : 2010年10月30日 times おかめはちもく 傍目八目 27日(水)は秋を一足飛びに寒気が到来、日本列島をふるえあがらせた。今年の紅葉樹はあわてたことだろうが、この寒さも翌日には平年並みに戻るという気まぐれに天気も一喜一憂。
2010年10月30日 / 最終更新日 : 2010年10月30日 times 因島にて… 因島にて… つかみかけた確信【45】 ある決心(3) 終戦記念日前日の8月14日、太平洋戦争末期の空襲の遺族や被害者が、差別なき戦後補償を求めた救済法の制定めざす、「全国空襲被害者連絡協議会」(略称・全国空襲連)を結成した。会場の東京都台東区民会館には、東 […]
2010年10月23日 / 最終更新日 : 2010年10月23日 times 因島にて… 因島にて… つかみかけた確信【44】 ある決心(2) 家内が自らのルーツをたどる小旅行に大学3年の息子を同行させたことに、少々驚かされた。同時に希望を見た想いであった。今まで感じたことのない覚悟が伝わってきたからである。「自分が知るだけでは駄目で、子供にも […]
2010年10月16日 / 最終更新日 : 2015年5月16日 times おかめはちもく 島々の秋祭り 10月の土日は島々のどこかで秋祭りの笛太鼓の音が聞かれる。秋晴れの山車巡行、雨の宮居も身を清められる。戦後の復興と共に変化してきた農漁村文化の中で守られてきた各旧町村の秋祭りは高齢化の進むなかで明日への希望と勇気をふるい […]
2010年10月16日 / 最終更新日 : 2010年10月16日 times 因島にて… 因島にて… つかみかけた確信【43】 ある決心(1) 9月初旬のことである。家内は私に、「東京大空襲で死んだ自分の家族のことを調べるために、息子を連れて親類の家に行ってくる」と告げた。そして、10月の連休を使ってその計画を実行した。人生の大半を東京で過ごし […]
2010年10月2日 / 最終更新日 : 2010年10月2日 times 因島にて… 因島にて… つかみかけた確信【42】 戦後65年―因島の秋(4) 毎年8月と9月ころになると私は体調を乱すのだが、今年は特別のようだ。Uターンして19年間の疲れがまとめて噴出したような気がした。生まれ故郷で過ごしてきたこの間のありようでは、歯が立たないほど […]
2010年9月25日 / 最終更新日 : 2010年9月25日 times おかめはちもく NHK朝ドラ「てっぱん」の放送開始 尾道育ちのヒロイン NHKの朝ドラの「ゲゲゲの女房」に次いで27日(月)から「てっぱん」が始まる。因島の造船所をはじめ尾道市内でのロケが前半で放映されるのでこの秋の話題に上りそうだ。ヒロインの18歳の新人村上あかり(瀧本美織)とベテラン女 […]
2010年9月25日 / 最終更新日 : 2010年9月25日 times 因島にて… 因島にて… つかみかけた確信【41】 戦後65年―因島の秋(3) 9月初旬に東京に向かい、大学時代の友人との四十数年ぶりの再会を果たしたのだが、翌日JR福山駅に戻ってきたころ自らの体調の異変に気付いた。ただただすべてのことを忘れて眠りたかった。今年は途中で […]