2016年2月13日 / 最終更新日 : 2016年2月21日 times 因島三庄町

地蔵鼻と水軍城　梅と桜を住民が植樹　美しい自然残したい

因島中庄町出身の宮地義治さん（堺市）が寄贈した、梅と桜の苗木を住民が因島三庄町の地蔵鼻と因島中庄町の因島水軍城に植樹した。これは、平成22年から始まった「花咲か爺さんプロジェクト」の一環として行われた。

【地蔵鼻・美可崎城】

「地蔵鼻の景観を守る会」（楠見公史会長）の50人は31日、地蔵鼻と美可崎城跡に紅梅20本、南高梅10本、河津桜17本を植えた＝写真上。同所は瀬戸内海国立公園に指定されており、地元住民にとって「宝物」であるいう。会員の共通の想いは「息子たちが嫁や孫を連れて帰ってきて欲しい」というもの。「守る会」の活動は今年で3年目。昨年は桜30本と水仙2000株を植えた。今年から本格的に周辺一帯の広域公園づくりをめざす。名所にしたいと願う。

【因島水軍城】

「自然を愛する中庄の会」（井川公雄会長）16人は4日、因島水軍城の下にソメイヨシノ40本などを植えた＝写真下。同会は10年前から植樹の活動を始め、スーパー松や桜の植樹を奥山ダムなどでつづけてきた。最近は因北中学校の卒業記念植樹を生徒とともに行なってきた。会員は口々に「桜の咲き乱れる名所になって多くの人が訪れて欲しい」と語っている。