「社会を明るくする運動」入選作文【4】社会を明るくするために
尾道地区保護司会(木村修二会長)が行った第74回「社会を明るくする運動」作文・標語コンテストで表彰された作文を掲載する。
社会を明るくするために(小学校の部 入選作文)
日比崎小学校6年 金井瑛良さん
ぼくは授業で少年院について学びました。
十二歳から二十歳までの人は、罪をおかすと少年院へ行くこと、少年院では、自分がおかした罪を反省して過ごしたり、学校と同じように授業を受けたりすることもできると知りました。
勉強が分かるようになったり、できることが増えたりすると、先生からほめてもらえるそうです。
ほめてもらえると、始めはあまり笑わなかった人が笑顔になったり、「まだここにいたい」と思う人も出てくるそうです。
ぼくも、分からなかった勉強が分かるようになったり、できることが増えたりした時には、同じようにうれしい気持ちになります。そして、「次もがんばるぞ」と、前向きな気持ちになります。
しかし、罪をおかしてしまった人は、社会にでてきても、地域の人になかなか受け入れてもらえないと知りました。
少年院から出てきた人の再犯率が高いことなどが原因だそうです。
ぼくはこれを聞いて、罪をおかしてしまっても、社会に出て正しい生活を送るために、少年院で罪をつぐなったり、勉強をして社会のルールを学んだりしているのに、なぜ受け入れてもらえないのだろう、ととても悲しい気持ちになりました。
そして、ぼくたちのような一般の人が、もっと理解を広げ、少年院からでた人たちが働きやすい社会を作っていくことはできないだろうかと思いました。
確かに、どんな理由があったとしても、罪をおかしてはいけません。
しかし、少年院でその罪としっかり向き合い反省することができれば、次のステップへ進めるように見守っていくことも必要だと思うからです。
そのためには、まずぼくたちが、少年院などについて知ることが大切だと思います。
ぼくも少年院について知るまでは、罪をおかした人を受け入れることはできないと思っていました。
けれど、少年院で必死に勉強をする姿や、自由のない制限された環境で生活する姿を見て、一生けん命罪をつぐなおうとしている人もいることを知りました。そして、少しずつ始めの気持ちが変わっていきました。
きっとぼくだけではなく、他の人たちも、少年院で過ごす人たちについて、知らないことが多いから、勝手に決めつけてしまっていることもあるはずです。
だから、まずは自分たちがこの人たちについて知り、理解を広げていくことが大切だと思います。
今、ぼくにできる方法は少ないけれど、ほめたり、自分から話しかけたりして、「受け入れているよ」という態度で接することで、社会の中で生活していく自信にもなると思います。
また、ぼくが普段から意識してこの態度で人と関わっていくことは、少年院の人だけでなく、全ての人への差別をなくすことにも繋がると思います。
勇気を出して、まずは自分が、社会を明るくするために動き出します。
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