因島ロータリークラブ社会奉仕賞 除虫菊の里連絡協議会へ

因島ロータリークラブ(会長松浦新吾郎)は5月23日、ホテルいんのしまで例会を開催し、「因島除虫菊の里連絡協議会」の大出雅彦会長、岡野八千穂事務局長に、「因島ロータリークラブ社会奉仕賞」を贈った。

同クラブは、因島地域で地域社会の発展に寄与した活動を行っている個人や団体を応援しようと、例年「社会奉仕賞」を贈っている。

大出雅彦会長(因島除虫菊の里連絡協議会)と松浦新吾郎会長(因島ロータリークラブ)

因島除虫菊の里連絡協議会の歩み

2013年11月に発足。除虫菊は、蚊取り線香の原料として因島特に重井町は国内でも一大産地であったが、化学合成物質の開発によって除虫菊を使った製品は見られなくなり生産も減少していった。除虫菊を後世に伝えていこうと活躍している個人や団体が集まって「連絡協議会」を発足させた。

岡野八千穂事務局長(因島除虫菊の里連絡協議会)

2014年、広島県「しまのわ」イベント行事に応募。「除虫菊で、参加者に蚊取り線香を手作り体験してもらおう」と、同年5月~10月まで毎週開催した。

除虫菊大花壇でしまのわポーズ

近年では「除虫菊まつり」を毎年5月に開催している。まつりのメイン行事となる「線香手作り」は人気が高く、横浜・北海道・九州からも参加者が来る。

今では、活動の輪が広がり図書館・小学校・因島フラワーセンター・道路わきの花壇など栽培箇所も増えた。種や苗の通信販売も好評で日本全国から問い合わせがある。

大出会長コメント

大出会長

1953年(昭和28)因島市が発足した時、市民が誇りに思う花として除虫菊が「因島市の花」に選ばれた。しかしながら今の若い人たちは除虫菊をあまり知らない。生産してきた我々が伝えていかねばならない。

産業用としての栽培は終わっているが、因島島内6ケ所で観賞用に栽培している。重井西港を眺めた馬神除虫菊畑の光景は「世界の港10選」に日本でただ一つ選ばれている=写真㊦

除虫菊は、因島にとってだけでなく日本にとっても貴重な花だと思う。除虫菊の魅力・因島の魅力を、一致団結して島内外にアピール・発信し、島おこしに繋げていきたい。皆様のご協力をよろしくお願いいたします。

重井西港を眺めた馬神除虫菊畑の光景は「世界の港10選」に選ばれている。

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