村上水軍博物館で和田竜講演会 海賊の子孫が胸を張れる時代

400年ぶりに村上海賊の三当主が顔を合わせたイベントが4月26日愛媛県旧越智郡大島の今治市「村上水軍博物館」で開かれた。同館十周年記念事業の小説「村上海賊の娘」の原作者和田竜さんの講演会とセットにしたイベントだった。

ゲスト出演したのは能島村上家の村上文朗(ふみお)さん(74)=山口県大島町▽因島村上家の映画プロデューサー村上典吏子さん=東京都▽来島留通則さん(44)大阪府豊中市。全盛期の村上水軍は3家が毛利方に味方して戦国時代の瀬戸内海の交通を支配。織田信長の配下にあった九鬼水軍と大阪湾で激戦の末、第一次木津川口で大勝。その後、来島家は能島、因島両家と対立。豊臣秀吉による1588年の「海賊禁止令」により毛利家の三男小早川隆景の被護のもと山口県の周防大島へ一族は移ったと伝えられる。

所変われば品変わるというが、島内に中等学校がなかったころ、本土の学校に「海賊の子孫」と、いじめられた経験は多い。いまは胸を張れる時代になったようだ。

(村上幹郎)

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