短編小説ショパンの調べ【3】

日曜の朝10時を少し過ぎた頃、英雄はやって来た。静子の父も母も、妹の芳江も英雄に対して好意的で、二人の交際に対して、とやかく言う者は、誰も居なかった。

英雄の後ろについて、初めて相手の家に向かっている静子は、段々と不安になっていた。町からはずれて、山の方へ行っている。もうそこは、車も自転車も通れない、道幅20センチ程の山道になっている。

「静ちゃん、ここが僕の家だ」

目の前の、竹薮の群落の傍に、小屋と思える小さな家の前で、英雄は言った。

家は、傾きかけて、障子は所々破れかけている。英雄の案内で、家の中に入ると、そこは6帖程のタタキと4帖半の部屋が二つあるだけの、家だった。

幼くして、両親を亡くした英雄は、口の効けない叔父と二人で暮らしていた。いくら愛があれば、家柄など関係ないと思ってみてもこれでは余りに酷過ぎる。

結婚すれば、アパートにでも住む事は出来るが、家と家の付き合いが、いつまでも問題になってくるのは明らかである。静子の心は、迷いに乱れていた。

松本肇(因島三庄町)

[ PR ] Windows10サポート終了!あなたのPCは大丈夫?

2025年10月14日でWindows10のサポートが終了しました。この日以降、セキュリティ更新が止まるため、お使いのPC(パソコン)が危険にさらされます。安全にPCを使い続けるための選択肢は2つです。

①新しいWindows11PCの買い替え

最新のセキュリティ機能と高い性能で、安心して使えます。データ移行もサポートします。

②現在のPCをWindows11にアップグレード

条件を満たせば可能ですが、互換性確認や大切なデータのバックアップが必須です。不安な場合はご相談ください。

PCの安全のために、ぜひ早めにご検討ください。

【無料相談受付中!】

PCサポート専門店「かわよしパソコンサービス」まで、お気軽にご連絡ください。

尾道市因島田熊町竹長区
☎0845-22-0028