伊能忠敬の足跡をたどり因島―弓削―生口を探索 測量隊の宿泊所を訪ねる

日本で最初に日本全国実測図を作成した伊能忠敬(1745~1818)の因島―弓削島―生口島などにおける測量の足跡をたどる活動が始まった。

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数年前から伊能忠敬の業績ついて調べている、呉市在住の井垣武久さん(60)が11日、因島を訪問。2日間にわたり、因島―弓削島―佐島―生名島―生口島を探索した。

そしてその途中、測量隊が宿泊した因島重井町の善興寺=写真、瀬戸田町御寺の善立寺を訪ねた。

伊能忠敬の測量の足跡は「測量日記」として残っている。

文化3年(1806)2月8日、尾道、向島を通って因島重井町に上陸。同町の善興寺に泊。2月9日因島三庄町の庄屋・竹之内宗平邸に泊。弓削島に向かい10日~13日、庄屋・村井小左衛門邸に泊。

14日、岩城島の庄屋・孫左衛門邸に泊。15日瀬戸田町御寺の善立寺に泊、16・17日に同町の増屋和三郎邸に泊。三原に向かった。

平成9年3月31日に発行された「生口文化」第17号に宮本厚志さんが、「伊能忠敬の生口島周辺の測量」を書いている。

また「因島市史」に、「因島を中心とした伊能忠敬測量の部分図」が載せられている。

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