因島で見た野鳥【56】ヤマガラ

スズメ目シジュウカラ科の一種で、全長14.5cmのスズメ大の小鳥で、森に住み、民家の庭木にもよく来る。額と顔が淡い黄褐色(鳥図鑑では「バフ色」と表現されることが多い)で、頭頂、後頸と喉が黒く、後頸には白い縦線がある。胸と腹は赤褐色で、背は青灰色。因島では留鳥で繁殖もしている。「ツィッ ツィッ」とか「ツーツーピー」と鳴く。ヒマワリの種を両足で押さえ嘴でつつき、殻を破り中の実を食べる姿をよく見る。餌台のヒマワリにもよく来て、人をあまり怖がらないが、「ビィービィービィー」と鳴くことが多い。

餌台のヒマワリの種を巻き上げた簾の隙間や柿の木肌に差し込んで貯食している姿をよく見る。種を播いた記憶が無い所からヒマワリの芽が出ることがあるが、多分、ヤマガラの貯食の所為であろう。藤田薫(STRIX vol.14,pp.41-54,1996)は、餌台にヒマワリの種を置いて、その周辺のヒマワリの発芽分布を調べ、ヤマガラが貯食する場所を調べた。それによると、林縁や林内の道端で、深さ2㎝未満の地中に、一粒ずつ貯食し、餌台から50メートル以内が多いが、96メートルまで運んだ例もある。

平安時代から「やまから」とか「やまからめ」と呼ばれていたようであるが、山に住む「から」(小鳥を表す)が鳥名の由来であろう。

(写真・文 松浦興一)

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