因島で見た野鳥【31】メジロガモ

メジロガモ

カモ目カモ科の一種。全長41㎝の冬鳥。海ガモ。

日本に来るカモは、アジア北東部で繁殖し、越冬のために、日本に来る。メジロガモは、ヨーロッパや西アジアで繁殖し、ナイル川流域やインド北部などで越冬する。

「フィールドガイド日本の野鳥」(1995年増補版、日本野鳥の会発行)によれば、1959年に千葉県で迷鳥としてただ1回記録されたとある。近年では、数カ所での観測例が、インターネット上で報告されている。

写真は、オスで、頭部から胸は濃い赤褐色で、背は褐色、脇は赤褐色。上尾筒は黒く、下尾筒は白い。目が白いことが、特徴の一つ。

図鑑によれば、メスは、オスに似ているが紅色味が少なく、目が褐色とある。

因島では、一昨年の冬に、オス1羽が初めて観測され、昨年の冬にもオス1羽が飛来した。ホシハジロと一緒にいることが多い。

西アジアで、メジロガモとホシハジロの繁殖地域が重なっており、ホシハジロに混じって渡来したものと推測される。他にも、迷鳥が因島を訪れているかもしれない。

メジロガモのオス

(写真・文 松浦興一)

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