因島で見た野鳥【38】ヒクイナ

ツル目クイナ科の一種、全長22・5㎝で、クイナと同様に、沼地や水辺の草薮の中にすみ、夏鳥とされているが、因島では越冬もしている。

嘴は青黒色で、足は赤く、目も赤い。頭から前頸・腹は赤く、背は褐色で、脇・下尾筒に白と黒の横斑がある。

以前は、絶滅危惧種に指定されていたが、近年生息数の改善が見られ、準絶滅危惧種となっている。写真のように雛を連れている姿も見るので、因島での繁殖を確認した。

昔は、クイナとヒクイナを合わせて、「水鶏(くひな)」と呼んでいた。夜鳴くことが多く、はじめは、キョッ、キョッと間隔を開けて鳴き、だんだんとテンポを上げて、 キョッキョッキョッキョッ…と鳴き続ける。これが、あたかも木戸を叩いているかのように聞こえ、「水鶏叩く」と詩歌に歌われている。警戒心が強く、姿を見るのは容易ではないが、特徴のある鳴き声を聞けば、その存在は確かである。唱歌「夏は来ぬ」の歌詞4番に、「…水鶏声して…夏は来ぬ」とあるが、この水鶏は、ヒクイナのことであろう。

(写真・文 松浦興一)

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