因島で見た野鳥【22】カルガモ

カモ目カモ科(水鳥)の一種。全長60.5cmで、大型のカモ。留鳥で、羽衣は雌雄でも、繁殖期と非繁殖期でも大きな差はない。これらの点は、渡り鳥のカモと異なる。体は褐色で黒褐色の斑があり、頭頂は黒、淡色の顔に2本の黒い線があり、嘴は黒く先端が黄色、足は橙色。脇に金属光沢色の翼鏡(写真では青い)が見えることがある。翼鏡については後に述べる。

鳥は孵化時の雛の肉体的成熟度に応じて、超早成性・早成性・亜早成性・半早成性・半晩成性・晩成性に6分類される(フランク・B・ギル 鳥類学)。超早成性の鳥は、孵化時に独立する。晩成性のツバメなどは孵化時、丸裸で、親が雛を保温し、別の親が餌を運んでくる。

早成性のカモ類は、孵化時には、綿毛に包まれ、自力で巣を離れ、採餌もできるが、餌場には母鳥のガイドが要る。旧三井物産ビルが取り壊されるまで、そこの池から皇居の堀へ道路を横断するカルガモ親子の姿が、しばしば、報道された。因島でも、雛を餌場に引率するカルガモを見る。「グェッ、グェッ」と鳴く。

(写真・文 松浦興一)

カルガモ親子。手前の成鳥は、親子とは無関係、多分、オス。

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