中庄八幡奉納相撲12日 伝統の140年を継承 午前豆力士、午後一般

140年以上の伝統を誇る、因島中庄町の熊箇原八幡神社秋季大祭典奉納相撲(第三十一代碇山庄次郎頭取)が12日(日)午前9時から、同境内相撲場で行われる。神事と土俵入りのあと、子ども相撲、午後から学生・一般の取り組みがある。

一般の出場選手は9月25日から、同相撲場で夜間練習に汗を流している。四股すり足、押し、申し合わせ股割りに気合がこもってきている。大人たちに混じって土生中1年になった谷中尚選手も稽古に励んでいる。国体10回目の平木隆幸選手も出場する。出場予定チームは次の通り。

広島大相撲部▽尾道市消防署=尾道・瀬戸田・因島▽中庄消防団▽因島相撲同好会▽因島警察署▽因島青年会議所▽竹原市チーム▽大川道場(竹原市)など。

奉納相撲の元締めである第三十一代碇山(いかりやま)庄次郎さんは、「伝統と格式を継承するの一言に尽きる」と抱負を語った。

行司木村伊三郎 因島相撲を語る

奉納相撲の行司をつとめる木村伊三郎=岡野伊三雄さん(83)写真左=因島田熊町=は、昭和23年の第1回国民体育大会に出場した実績を持つ、因島相撲を代表する選手であった。

行司になったのは38歳の時で45年間つづけてきた。

通った田熊小学校に土俵ができたのは昭和12年のことで、岡野さんはそこで16歳から相撲を取り始めた。小柄ではあるが猛練習で力をつけ昭和18年、土生町善行寺相撲場で行われた産業人大会に出場し、勝てるまでになった。そのころ日立造船の守衛には大相撲幕下の力士が徴用動員されてきて、いっそう相撲が盛んになった。

戦地(中国大陸「満州」の加藤はやぶさ戦闘隊)から帰ってきたのが昭和20年の10月のこと。パン製造の仕事のあと田熊町の土俵で相撲の練習に励み、西条農学校や弓削商船にも指導に行った。

中庄奉納相撲を主催する中庄相撲協会は興行する免許証を与えられており、全国に誇るべき組織であると言える。この伝統を発展させるためにも若者たちに期待をかける。谷中君に頑張ってほしい。

岡野さんは土着の相撲で人間をつくってきた。相撲は心身のなかに生きており相撲をとっていなかったら今の自分はないと語る。

元大関の栃光は、「相撲の極意は押して勝つ力なり」と言ったという。これが岡野さんの生きる姿勢になっている。

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