幼・小・中の一貫校 仮称 「因南学園」に統合へ 保護者・住民説明会を終了

 因南地区(土生、三庄、田熊)の幼稚園、小学校、中学校を一つに統合し旧因島高校土生校舎跡地に幼・小・中一貫校=仮称「因南学園」を平成21年度に開校する構想が、方針決定にむけて急速に動き始めている。

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幼・小・中一貫校建設に予定される旧因島高校土生校舎

 因南校区小中PTAが、「市教委にゆだねる」と意思表示したのが4月21日。5月12日には5の市教育委員全員が現地調査を実施、さらに因島地域出身の8市会議員に説明を行い、大枠の同意を取り付けた。

 つづいて16日には、因南地区の区長会の協力を得て芸予文化情報センターに約200人を集め、3町の合同住民説明会を開いた。市教委はこれで地域住民からも同意が得られたとし、最終的な方針決定にむけて検討に入った。

 仮称「因南中学校」建設スケジュールは幼・小・中一貫校建設事業の内容で再編されることになる。平成18年度中に、旧因島高校校舎の撤去、新校舎の基本設計と実施設計、平成19・20年度で新校舎建設という予定である。そのために6月頃、業者を決めて設計業務の委託を行いたいとしている。

 因島市が尾道市に編入合併されてわずか4カ月しか経っていない。あまりにも突然のことで、「拙速ではないのか、思い付きのプランにしか思えない」という不安も根強くある。

 この計画は、土生、三庄田熊の小中学6校と土生幼稚園を統合し、ひとつの学校に作り変える。保育所は統合対象にはならない。幼保合築の三庄幼稚園と田熊町の私立幼稚園は統合しない。単なる学校統合ではなく、6・3・3制の教育システムを変えることにもつながるものである。

 にもかかわらず今回の構想には、仮称「因南中学校」建設計画をうまく利用し因南地区小学校の統合もかたづけてしまおうという、安易さが見え隠れしているのも否めない。

 「幼・小・中一貫校がそんなに良いものなら何故、旧尾道市地域にモデル校を作らないで因島をテストケースにするのか」という怨み節も聞こえてきているがそれも無理もないことだ。

学校のない町

 さらに地域から学校がなくなることへの住民の不安とあきらめ感は深い。幼・小・中一貫校「因南学園」が開校すると三庄町と田熊町から一挙に小中学校が消滅する。この衝撃は計り知れないほど大きいだろう。すでに外浦町、鏡浦町、椋浦町に小学校がなくなって久しい。来年は大浜町から学校がなくなる。

 学校は絶えず町の活性化の中心であった。全盛期の生徒数をみると、土生小2355人▽三庄小1319人▽田熊小875人。土生中1157人▽三庄中696人▽田熊中480人であった。

 少子高齢化を理由に学校は統合を進める。それがいっそう地域の過疎化と少子高齢化を加速させてきた。現在、少子化問題が国の存亡を決める問題になりつつある。学校の適正配置は地域の死活問題である。

青木忠

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