因島移住でみつけた楽しみ彫刻で連続受賞 日置芳也さん(因島田熊町)

日置芳也さん(因島田熊町)吉田彫刻・陶芸教室にて

吉田彫刻・陶芸教室に通う日置芳也(ひおきよしや62歳)さん=写真=は、彫刻を始めて2年。2018年10月、生まれ育った岐阜県郡上市から尾道市因島田熊町に移住して来た。

「雪深い岐阜県を離れて、暖かい海の見える土地で暮らしたかった。それには少しでも若いうちに…」と、60歳を前にして建築・住宅関係の仕事に区切りをつけて、いくつかの土地を探した末に、因島田熊町の「窓を開けると海・橋・島々が見える念願の住まいに辿り着いた」という。一度はオーストラリアや沖縄も考えたが、子供や孫たちに会える近くが良いと現在のところに落ち着いた。

令和2年度第29回県シルバー作品展(銅賞「時を告げる」)と今年度第30回銀賞受賞、そして昨年開催された第65回尾道市美展では「寄り添う」が尾道市文化協会賞を受賞している。

新型コロナウイルス感染症により中止となった「第9回新県美展(第73回広島県美術展)」の代替として開催された「県web公募美術展」では、デザイン部門で「不安な時代のworld」が特選を受賞した。この美術展は、一般とジュニアにより絵画・彫塑・工芸・書写真・デザイン・映像7部門に力作が多く出品されている。日置さんの創作活動の源は、瀬戸内海の恵まれた温暖な環境と今の暮らしにあるようだ。今後の活躍に期待が高まっている。

日置さんの作品

不安な時代のworld

帽子をかぶったマダム

寄り添う

県社協シルバー作品展 吉田彫刻・陶芸教室(因島田熊町)彫刻で4人が受賞

高齢者の文化を促進するとともに、ふれあいと生きがいを推進することをめざして毎年開催されている、広島県社会福祉協議会主催の「シルバー作品展」には日本画・洋画・彫刻・工芸・書・写真の6部門に、毎年多くの作品が出品されている。出品資格は、広島県在住・60歳以上のアマチュア。

令和3年度第30回県シルバー作品展では、因島田熊町「吉田彫刻・陶芸教室」の4人の作品が受賞した。毎年の受賞の実績と日頃のたゆまぬ創作活動への評価、高齢者の創作意欲への期待が込められている受賞である。受賞者は次の通り。

  • 【県社会福祉協議会会長賞】山崎明「幻」(今年度のねんりんピック推薦作品)
  • 【銀賞】日置芳也「帽子をかぶったマダム」
  • 【銅賞】村上憲一「歌う」
  • 【高齢者賞】岡野康「明治のある日に…」

これらの作品は1月18日~23日、県立美術館で展示される予定だったが、新型コロナウイルス感染症拡大情勢のため残念ながら中止となった。

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