75歳老人のフーテン 2019東北の旅【77】粟島のコミュニティバス

9月18日①粟島のコミュニティバス

朝起きて朝食をとる。今日はどうしようかと表にでて思案をしていると長野のグループが私たちは予約制のコミュニティバス=写真=で島を回るのだという。

これは良いと私も便乗させて貰う事にする。料金は500円という、これは安い。島に来て物がすべて高いと印象があった。だが高い輸送費が加算されているのだと納得していたのが、これは安いと初めて感じた。

バスは港湾事務所の近くに止まり私たち4人を乗せる。くたびれたマイクロバスである。運転手は60過ぎのにぎやかな男性である。バスは海岸通りを西北に向かって走り、たちまち昨日私がママチャリで走った道を通りすぎてゆく。

運転手が岬の先端にある大きな岩や浜の岩を指さしてあれは昔海に陸に離れて海上に浮かんでいたが、昭和39年の新潟大地震で隆起して陸続きになったものだという。この島にはそのような現象は至る所にあるのだという。

役場の前の弁天岩もそうだという。役場の前に奇岩がありその頂上には弁天さんの赤い祠が乗っている。岩の周りは海の水が囲んでいる。大きなトンネル状の暗渠で海につながっているのである。

島の人たちの生活圏にもそのようなことが起きているのだ。さぞや大きく揺れたことであろう。

地震で石巻では90センチ沈降している。よく日本列島は太平洋側が沈み、日本海側が隆起していると言われるが、いみじくも実証してくれている。

粟島のコミュニティバス

田中伸幸(因島田熊町)

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