人気漫画の映画化 少女剣士「あずみ」 決闘舞台に大阿武船ロケ

動かない銭食い船として不評をかもしていた村上水軍主力船を復元した「大阿武船(おおあたけぶね)」が、映画「あずみ」の撮影ロケに使われることになり日の目を見ることになった。

大阿武船は外装が木造で全長25メートル、幅10メートル、100トン。1997年、日本宝くじ協会の助成金1億円をかけて「全国に因島村上水軍をPRしよう」と内海造船田熊工場で建造した。1999年の瀬戸内しまなみ海道開通イベントには土生港から大浜町相川ビーチまで海上パレードしてお披露目した。

もともと同船にはエンジンがなくこの時の曵き船によるえい航費用が約250万円。何かのイベントに利用するとすれば200万円前後は必要となる。このため内海造船田熊工場内の船台に保管されたまま眠っていた。その保管料が年間300万円。市は有効活用を模索してきたが妙案にめぐりあえず大浜町しまなみビーチの陸上展示を検討していた。

今回の映画製作会社からのロケ利用で日の目をみることになり「全国に因島村上水軍がPRできれば因島水軍まつりにもはずみがつく」と無償貸与を決めた。

[映画のすじ書き]

小山ゆうさん原作の漫画「あずみ」を映画化。天下分けめの関ヶ原の合戦で勝利した徳川家康は、豊臣陣営の武将に刺客を差し向ける。その一人が女優・歌手の上戸彩さん演ずる女剣士あずみ。竹中直人さん扮する加藤清正を船上で討つ場面が大阿武船のロケシーンになる。ロケは京都市からスタート。広島県内では沼隈町の「みろくの里」などで行われ、大阿武船の撮影は10月下旬ごろの予定。なお、映画「あずみ」の上映は来年初夏の予定で東宝系で公開される。

写真は1999年に海上パレードした大阿武船。

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