中国やまなみ街道 3月開通

掲載号 15年01月24日号

前の記事:“土生小に保存されてきた 昭和20年度の学校日誌 戦時下の教師の営み綴る
次の記事: “広銀因島支店 大橋博水彩画展

尾道―松江線を結ぶ「中国やまなみ街道=横断自動車線137キロ」が3月22日開通する。中国山地を縫うように世羅―三次―三刀屋(みとや)間の111キロは国や広島、島根両県が約3300億円の事業費を負担する「新直轄方式」で整備を進め尾道北IC―三刀屋木次(きすき)IC間は通行無料とした。一方でコスト削減のためサービスエリアは設けない。片側一車線の自動車専用道で、尾道―松江間は80―90分間短縮され2時間半の見込み。

松江支局勤務の記者だったころ、一年のうち冬季は長クツスタイル。「弁当忘れてもカサ忘れるな」と云われるほど山陰(やまかげ)地方の天候には悩まされた。その頃の広島県知事は故竹下虎之助さん。島根県大田市出身であることから「広島県には知事になる人材がいないので隣県だから貸してあげているのだ」と県庁職員に皮肉られたものだ。

古くは石見(いわみ)銀山街道で尾道はつながっており、出雲地方との幕明けだが石見地方とのつながりが深いようにも思える。

(村上幹郎)

関連書籍

E