村上水軍ブームで活気づく「しまなみ海道」

掲載号 14年05月24日号

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西瀬戸自動車道しまなみ海道がこのところ村上水軍ブームで活気づいている。起爆剤となったのは小説「村上海賊の娘」が本屋大賞・映画・各種イベントのほかNHK大河ドラマで戦国時代に毛利方についた3島村上水軍―因島(いんのしま)来島(くるしま)能島(のしま)の活躍で信長軍と戦った。世に伝わる木津川口合戦もタイミングよく後押した。

これまで村上水軍にかかわる伝記や小説は数ある中で、物語が中世から戦国時代にさかのぼることからロマンに欠けるという評価もあった。今回本屋大賞を受賞した海賊小説のモデルは海賊大将の娘と水軍3島。村上水軍博物館のある大島は人口約6800人。平成の合併で愛媛県今治市に吸収された。

島の歴史は古い。南北朝から戦国時代にかけて瀬戸内海を支配した海賊衆だったが1588年豊臣秀吉の海賊禁止令以降衰えた。今回の水軍博物館10周年記念イベントの作家の講演、3島村上家の末裔が440年ぶりに顔合わせなどもあって大島は湧いている。

(村上幹郎)

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